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なかなかやまないこの雨。やむまで待てる人は待てばいい。
だが、雨の中、動かざるを得ない人、あるいは今こそ動くべき人。
そんな彼らに同調する。僕はかつて勝負したことがある。
今、僕のことを評価してくれる人がいるとしたなら、
その一点をもってのみのことかもしれない。
勝負には負けちまったけどね。(2020.7)

僕はどうやら歯を食いしばっているらしい

 
歯医者に行ったところ、歯痛の原因はおそらくは食いしばりとのこと。僕はどうやら歯を食いしばっているらしい。

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介護を担われている方。
心より大変だなと、思いを馳せるとともに、応援させて頂きたく思います。
 
僕もまた、こんちきちょう、負けるものかと、日々介護と向かい合っています。
ひとりだけど、ひとりではなく、看護師さん、理学療法士、ヘルパーさんらの力を借りながら。
「自宅で介護されるというのは尊いんです」
ある看護師さんのその言葉が支えにもなっています。

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僕自身も介護を担うようになって、生活が一変した日々…。

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僕が僕を縛っている
 
「シンクロと自由」、新聞の書評で見つけた書籍。まだ読んではいないが、興味深い。近頃の僕の介護、なだめることに苦心している。なかなか、なだめきれるわけでもなく、時にイラつく。
 介護は、シンクロで成り立つものとすれば、僕の行為はなだめると言っても強制であり、そう思うと、自ずとなだめると言うよりも、シンクロを意識するようになった。だが、やはり限界がある。なぜか。「自由」と関連する。
 子供の顔を忘れる、つまりは親であることから解放される。あるいは、時間がわからなくなる、つまりは時間から解放される。その先にあるのは自由、ということのようだ。人はこうあるべきだとの「規範」からも解放される。
 子育てが「規範」を教えることだとすれば、その逆だ。一方で、僕自身は自身に課した「規範」から逃れられないでいる。「なだめる」行為は、僕自身の「規範」を押し付けているのであり、そこでは「シンクロ」は成り立たない。
 なぜ、イラつくか。自分のルーティーンが崩れるからだ。僕が僕を縛っている。僕自身も解放されて初めて、シンクロするのだろう。解放された方が楽になる、そのはずなのに、なぜ、拒むのだろう。規範からの脱却、それが子育てを受けた、悪く言えば報復であり、あるいは、お礼なのかもしれない。親と子の関係の終着において。

2022.9.19

介護を担うようになって1年近く、最近になって、ようやく少しは余裕が持てるようになった。どのような余裕かというと、夜中、録画していたテレビや本を読みながら煎餅やお菓子をボリボリ食べられるような余裕。
 
以前は、常に仕事のことを考え、お酒の席でも仕事の話をするのが好きだった。が、最近は、僕のテーマは今や「介護」、お酒の席でも仕事の話をしたい気持ちはやや薄れてきた、代わりに、介護の話をしたくなる。
 
僕自身が経験してわかった話がたくさんある。
訪問看護師の方の実情など、関わってみて初めてわかった話がたくさんある。
介護離職すべきでないと思うが、そうせざるを得ない実情もよくわかる。
 
楽しんでやっているとまではさすがに言えないが、それでも、けっして嫌々やっているわけではない。姉弟の協力を得られないことは不幸であっても、僕自身が不幸なわけではない。もしかしたら、自分にそう言い聞かせているだけかもしれないが、それも必要な姿勢だと思う。
 
先日は、介護を離れてたまには楽しめとばかりに、知人が僕の遊び相手をしてくれた。仕事も、介護前と比べて3割くらいしかできていなかった頃は、焦りや不満で苛立っていたが、今は6割程度には戻っている。さすがに10割に戻すのは難しいが、苛立ちも抑えられている。そうそう、一時期8キロ減った体重も、少しばかり増えたかな。
 
僕より、もっと頑張られている方がたくさんいる。けど、こんな僕でも、少しでも誰かの励みになればいいなと思う日々。
 

(2021.11.7)
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いつかはその日が来るだろうと思ってはいたが、それは突然に訪れた。覚悟していたつもりとはいえ、甘かった。
 
僕は今、介護がテーマとなりつつある。おそらくは今後、仕事も何らかの形で介護に関連する業務が中心となることだろう。
 
介護離職。この問題に直面せざるを得ないことも味わう一方で、仕事をしていないと、僕の中でバランスが取れなくなってしまう。けっして嫌いな仕事をしているわけではないがゆえ。
 
話したいこと、伝えたいことを持っているかどうか。これって大事なことだと思う。毎日、ハプニングが生じる。距離が近いがゆえ感じることもある。理想で語りたくなることもあれば、理想で語るなよと思うこともある。
 
さて、この状況を楽しむことが求められていると言ってしまえば、それも理想のまた理想。それでも、やはり楽しむ要素を見出さなければと思う日々の中で。
 

2021.2.19
小平市 社会保険労務士

業界の片隅にいられればそれでいい。中央に出て行こうとは思わない。けど、こんな片隅にまで、わざわざ会いに来てくれた人とは、素敵なお付き合いができることを願って。